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アダルトチルドレンの治療

アダルトチルドレンについて、アダルトチルドレンの治療

以下に説明するのは、実際に、アダルトチルドレンの方が集まって、癒しのためにしていることです。
(このように、同じ悩みを持つ方達が集まって、一緒に回復を目指そうとするグループを、「自助グループ」と言います)

大切なのは、「今までに起こった、苦しかったことを、何度も人に聞いてもらうこと」です。
それも、自分を「子供」の立場に置いて、親との関係についてだけ話します。
配偶者、子供などについては、ここでは話しません。
同じことを、何度でも、話したいだけ話します。
それが、親の支配を受けてしまっているからこそ辛いのだということを、よりはっきりと認識する手助けになります。

何度も話すことによって、一度目よりは二度目、二度目よりは三度目と、次第に、今まで見えなかった違う局面が見えてくるようになって、それによって症状が改善することがあると言います。
「親」に支配されているのではなく、「自分のイメージする親(インナーペアレント)」に支配されているのだということに気づき、そのインナーペアレントとどのように付き合うか、その方向性を定めるのに役立つそうです。
インナーペアレントの存在に気づくことによって、自分には責任がなかったのだと気づき、楽になることができます。

聞き手が、「それは辛かったですね」と言ってくれたら、あなたの中の、インナーチャイルドも、少しずつ癒されてゆくでしょう。
そして、あなたとインナーペアレントが和解すると同時に、インナーチャイルドインナーペアレントも、お互いに和解できるかもしれません。

インナーチャイルドインナーペアレントを消してしまう作業ではありません。
あなたが辛いと感じていた気持ちは、紛れもない本物ですから、たとえそれが、本物でないインナーペアレントのせいだったとしても、辛さが消えてなくなるわけではありませんね。
一緒に、気持ちよく過ごしてゆけるように、方向性を定める作業です。

ただ、聞き手との間に、約束が必要になります。
それは、「反論しないこと」です。
人の辛い体験談を聞いている時、自然と「違う考え方をすればいいんじゃない?」と言ってしまうことがありませんか?
けれど、あなたは、違う考え方をしたいのにできない、ということで苦しんでいらっしゃるのではないでしょうか。
ですから、ただ黙って、頷くのみで話を聞いてくれるような、そんな人を相手にして話してみて下さい。 反論されない、つまり、自分をすべて認めてもらえる。
そんな安心感が、あなたを回復へと導くのだろうと思います。

このように、相手を否定せず、積極的に、ひたむきに人の話を聴くことを、「傾聴」と言います。

そして、違う考え方は、人から教わるのではなく、自分の内側から出てくるまで、待ってみて下さい。
人から教わったことは、頭では理解できても、なかなか実行に移せなかったり、実際には納得できなかったりします。
ですから、あなたの内側から自然と出てくる、あなたに無理のない、違う考え方を尊重して下さい。