うつ病の治療 休養

うつ病の治療 休養

休養とは何だろうと考えてみると、意外と難しいことに気づきます。
大辞泉によると、『仕事などを休んで、気力や体力を養うこと。』となっています。

お仕事をなさっている方は、休職というかたちを取ることも多いかもしれませんね。
私は主婦で、家事をすべて休むのは実質不可能なので、手を抜くかたちになります。

では、休んでいる間、何をしていればいいのか?
会社員時代、休職してみて、初めて気づきました。
「具体的に、何をすればいいのですか?」と、医師に質問したこともあります。

体を動かすのも難しいくらいに辛い時には、じっと布団の中にいますから、それは、周りから見ても、「休養している」ことになりますね。
ですが、徐々に起き上がれるようになります。
起き上がって、少しの間、座っていられるようになって、それから、冷蔵庫から飲み物を出してくるくらいのことは、できるようになりますね。
そこからが、どうも難しいのです。

「休養しているのだから、一切仕事はしてはいけない!」と思っていた時期がありました。
その一方で、「仕事を休んでいるのだから、遊んだりしてはいけない」とも思っていました。
医師に「やりたいことだけ、やっていていい」と言われて、私自身がとてもワガママなように思いました。

「じっと布団の中にいる」段階を経た後、周りから見てもわかる休養のかたちは何かと、思い悩みました。

私が悩んだ経過を書いてゆくと、とても長くなってしまうので、ここで結論に入ります。

「仕事・趣味等のジャンルを問わず、『やってみようかな』と思ったら、やればいい。
『疲れた』と思ったら、中断すればいい。
『気が進まない』と思ったら、やらなくてもいい。
そして、そんな自分を責めなくていい」

こんな感じです。
休養とは何かと、時には医師に詰め寄ったりしながら、医師に同じことを何度も言われ、それでも納得できずに質問攻めにし……と、それを数年経て出した結論です。

あくまで私の場合なので、これがあなたに当てはまるかどうかは何とも言えませんが、私の場合は、医師にこう言われました。
数年前から何度も言われていたのを、最近になって、少しずつ理解できるようになってきました。

結論だけ見ると、とても甘えた印象を受けるかもしれませんね。
周りで元気な人がたくさん働いている姿を見ると、焦ってしまうことが、私にもあります。

ですが、これは、言わば「期限付きの甘え」と言えるのではないでしょうか?
「一生このままでいなさい」と言われたわけではないのです。
あくまで、次の段階へ進むまでの間だけ。

この段階に、どのくらいの期間がかかるかは、本当に人それぞれなので、明確に○ヶ月、○年といったような期限を定めることはできませんが、少なくとも、医師から休養を勧められていて、そして医師がそれでいいと言うなら、それでいいのだと思います。

うつ病の場合、自己評価が低くなっている可能性があるため、「こんな私ではダメだ!」と、自分を責めてしまうことがあります。
これは、冷静さを失った、病気の症状による感情かもしれません。
だとしたら、あなたの病気や症状を理解した上で、冷静な視点で判断してくれる医師に、決定権を預けてもいいのではないでしょうか。

家族に責められたことも、正直、ありました。
医師の意見と家族の意見とが食い違っていて、どうすればいいか迷ったりもしました。
でもやはり、私は医師を信じることにしました。

家族の意見は尊重するけれど、「でも、先生は~と言っていたよ」という風に、やんわりとかわすよう、何とか努力しています。
家族もまた、冷静でなくなっている場合もありますから。
ご家族の協力が必要だと、痛感しています。

「あなたは、今は、その時が来るのを待っていて下さい」
これが、私の主治医の言葉です。