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自殺に関する参考文献

自殺の心理学
入門書とも言える1冊。非常に読みやすいです。
自殺を身近な言葉と感じる人、感じない人、あらゆる人に読んで欲しい本だと思います。
身近な言葉と感じるようになってから読んでも、遅い場合もあります。
あらかじめこれを読んで、知識としてでも頭の隅に留めておけると、それだけでも違うように思えます。
とても詳しく書かれていて、頼りになります。
年代別の特徴についても書かれています。
このタイトルだと、買いにくいとお思いの方もいらっしゃるでしょうし、そのお気持ちもわかります。
でも、本当に、それだけの価値はあると思います。

自殺のポストベンション
医学書ですが、たいへん読みやすく書かれています。
主に会社を経営する方や医療者へ向けて書かれていて、自殺の予兆から、遺族の方への配慮、そして、同僚たちや仕事上の付き合いのあった方への対応など、広い範囲にわたって、細かく書かれています。
この本で強く述べられているとおり、自殺が起きてから、遺された人に対応するための精神科医を探し、説明方法を考えるのでは、対応が遅くなってしまいます。
他人事と思わず、いつ起こってもおかしくないこととして、一般企業の上司の方々にもぜひ読んでいただきたいと思います。

デュルケム自殺論
自殺「論」と言うだけに、自殺を論理的に解釈しようと試みようとする本ですので、臨床的な(実践的な)予防方法に言及されているわけでもなく、読みにくい本という印象があるかもしれません。
ただ、国や年齢、性別によっての特徴を掴もうとするなど、真摯な研究であることが感じ取れる本です。
海外の統計を見るなど、一見日本とは無関係な記述も多いように感じられますが、自殺は海外にとっても、そして古来から、深刻な問題であったことがうかがえる1冊です。
学術的文書としてお読みになるのがいいかもしれません。

自殺予防カウンセリング
上記「自殺の心理学」と並んで、初心者にもわかりやすく記載されている本です。
自殺の主要な原因は「うつ病」であるという観点から書かれています。
ただ、この本には、自死遺族のケアをどのように進めていくべきかといった、カウンセラー向けの、言わば「癒す側」の心得といった内容も含まれています。
自死遺族がどのようなかたちでショックを受けるかなど、かなり詳細に書かれていますので、自死遺族の方で、「できれば思い出したくない」とお思いの方がいらっしゃいましたら、この本はお勧めできないように思います。
心身ともにある程度健康であり、カウンセリングなどの方面について勉強してみたいという方には、お勧めできるかと思います。
カウンセリングの負う役割がいかに重要であるか、どのように活かすのが望ましいかなどについて記載されています。

自殺予防
上記「自殺の心理学」と並んで、初心者にもわかりやすく記載されている本です。
高橋祥友先生の書かれた本はどれも読みやすく、自殺についてあまり興味のない方から専門的に学ぼうと思う方まで、あらゆる角度から解説されていますので、すべてがお勧めです。

家族・支援者のための うつ・自殺予防マニュアル
タイトルこそ「マニュアル」となっていますが、読み進めていくごとに、すべてに共通する完璧なマニュアルはないのだということが理解できます。
だからこそ、お一人お一人を支援する方、そしてご家族が、大切な唯一の方とどう向き合うか、真摯に書かれています。

自殺予防の実際
上記「自殺のポストベンション」と並んで、医学書としての専門的な知識が記載されていても、初心者にもわかりやすく記載されている本です。
さらなる詳細な学びを求めている方に最適と言えます。
信頼できる、高橋祥友先生が編集なさっています。

自殺予防学
多彩な角度から自殺に関わる経験をしてきた著者が、自殺予防を学問としてまとめた本です。
学問ではありますが、いろいろな方が読みやすいよう、専門用語は少なめになっています。