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自殺しやすい人

自殺しやすい人 あくまで統計上の話ですが、ある程度、見えているものもあります。
ただ、誤解しないでいただきたいのですが、「自殺しやすい人」と言っても、その人が、生涯にわたって自殺しやすいわけではありません。
もともとの性格的な要素もありますが、その他、環境的なことや、最近起こった出来事などを加えて、ある程度、危険性を予見することができます。

まず第一に、「抑うつ状態にある方」です。
抑うつ状態にある方の中でも、自殺しやすいとされているのは、次にあてはまる方だそうです。

  1. 過去に自殺未遂をしたことのある人
  2. 身近な方との死別を経験している人
  3. 身近に話のできる人を持たない人
  4. 普段から交通事故などに遭いやすい人
  5. 大きな病気・怪我や、離職・予想外の失敗など、ショックを受けている人

これらの特徴を持つ方が抑うつ状態にあり、なおかつ実行可能な環境に置かれた……。
など、複数の条件が重なった時、自殺は起こると考えられています。

一度止めてしまうと、当人は案外その気を失ってしまうものだという説もありますが、また同時に、自殺未遂をしたことのある人は、その後3ヶ月間は、注意が必要であるとも言われています。
妹が亡くなったのは、最初の自殺未遂から、2ヶ月と25日後のことでした。

死を思い描いている人には、それとなく、その兆候が表れてきます。
ご本人が、兆候を人に知られないように隠してしまう場合や、兆候が目に見える形で出てこない場合もありますから、すべての方に当てはまることではありません。

ですが、自殺未遂を経験した人が、その後、希死念慮自殺企図をずっと持っているかどうかなどを判断するのには、役立つかもしれません。

はっきりと口で「死にたい」と気持ちを伝えることもありますが、それ以外の方法のこともあります。
急に飲酒量が増える場合、処方された薬を飲まなくなる・または飲みすぎる場合があります。
身の回りの整理をすることがあります。
古いアルバムを、ぼんやりと眺めていることもあります。
友人に大切なものを贈ったり、もう会えないかのような言葉をかけたりすることもあります。
ふさぎ込んで、人と会うのを避けたり、または逆に、滅多に会わない友人に急に連絡をし、会いたがることもあるでしょう。
妹がゲームセンターで作ってきた名刺には「忘れないでね」と記されていました。

また、妹の場合は、ひどく攻撃的になっていきました。
もう、どうなってもかまわないという気持ちだったのかもしれません。
あるいは、そうすることで、自分を、死しか選べない状況へ追い込もうとしていたのかもしれません。
いつもの妹なら言わないであろう言葉が、次々と出てきて、困惑したのを覚えています。
家族に対する冷たい言葉も、その1つです。
「誰のことも信用できない」「誰の顔も見たくない」等々。
「いつもの妹とは違う」という点で、やはりこれも、1つの兆候だったのだろうと思います。

実際に病気と診断され、治療を受けている方ならばともかく、そうでない人がこうした兆候を見せても、すべてに目を光らせて、チェックするのは難しいかもしれません。
ですが、用心するに越したことはないと思うのです。

そんな時、次項にて触れる「きっかけ」があるかないかと併せて見てみると、事前に気付くチャンスを得られるかもしれません。